フェラーリ 対 ジャガー モス快走         

 

●ジャガーCタイプ

ジャガーが生み出したXK120は1950年に産まれました。

しかし、1950年の結果をもってみてルマン制覇は困難と考え、”Cタイプ”を開発します。

これが、XK120Cです。このマシンは早速1951年に優勝するなど高い性能を持っていました。

先進的なディスクブレーキなど、フェラーリに対してシャーシ的に常に優位でした。

しかし、パワー的には随分劣っていたようです。

まさしく、フェラーリとの戦いは「パワー 対 運動性能」でした

これらの優れたコンセプトは、1954年に登場する”Dタイプ”に引き継がれます。

なお、気になる”C”とは「コンペティション」の意味らしいです。

 

 

【 1950年大会 】

 

Winner! タルボ・ラーゴ T26GS

No5 L.ロジエ/J−L.ロジエ

 

この年は、実に多くのエントリーが集まりました。

本命の大排気量マシン、タルボ・ラーゴなどに加え、

フェラーリは優勝候補の筆頭で、166MMを3台送り込んできました。

また、195Sも2台が参加です。

ジャガーは初出場です。XK120が3台出場です。

アストン・マーチンはDB2を2台エントリーです。

 

レースはタルボのロジェ親子が大躍です。

トラブルに襲われ、30分以上ロスするも驚異的な追い上げでトップを奪い返します。

 

結局、ルマン史上初の親子コンビの優勝です。

ただ、お父ちゃんが23時間30分走ったらしいとの事です。

(息子はイマイチだったのだろうか?)

とは言っても、父ちゃんスゴイ体力です!

 

モデル:イクソ 1/43

  

 

【 1951年大会 】

 

Winner! ジャガーXK120 Cタイプ

No20 ホワイトヘッド/ウォーカー

 

ジャガーはスタイリングが変更になったプロトXK120Cを3台エントリーです。

フェラーリは340アメリカ4台などを投入です。

カニンガムもやる気十分です。自家製マシンC−2Rで出場です。

前年優勝のタルボも6台ものマシンを送り込んできました。

レースは若き新星スターリング・モスの快走で始まります。

ジャガーは実に1,2,3位を占めていた。

しかし、ジャガーも磐石ではありません。

上位の3台中2台がトラブルで後退です。

残った1台は仕方なくペースダウンです。

追いかけるタルボも、冷却トラブルでリタイヤです。

カニンガムも、苦しい。

結局、ジャガーのウォーカー/ホワイトヘッド組のジャガーが大差でゴールしました。

ジャガーは初優勝を飾りました。

昨年の覇者タルボも2位に入り面目を保ちました。

3位はアストンマーチン。参加車両すべてが完走するという快挙でした。

フェラーリは最高位8位と期待はずれに終わりました。

モデル:カルツォ 1/43

 

1100ccClassWinner ポルシェ356

No46 ベイエ/ムシュ

 

総合20位には、ポルシェが入っています。

彼らがルマンを席巻するには今しばらく時間がかかりますが、その最初の一歩をここに記したのです。

 

モデルはミニチャンプス。

ポルシェセットの中でもかなりのお気に入りです。

 

モデル:ミニチャンプス 1/43 ルマン7台セットの1台

  

 

【 1952年大会 】

Winner メルセデス300SL 

No21 H.ラング/F.リース

 

この年は、メルセデスの登場です。

ガルウイングドアの300SLプロトが3台エントリーです。

対するジャガーは連勝を期して3台のCタイプをエントリーです。

ボディ形状は若干変更になり、ローノーズ−ロングテールになっています。

フェラーリは雪辱に燃えています。今年も340アメリカなど7台を大量エントリーです。

アストンマーチンも3台が出場です。

お家元のフランス車はタルボだけと少し寂しい状況です。

本選では、フェラーリが飛び出します。

ジャガーは開始早々にトラブル連発です。

実はボディ形状を見直したために冷却不良に陥っていたのです。

その為、ジャガーは開始早々に3台ともリタイヤです。

フェラーリも不調で後退すると、タルボが首位に立ちました。

メルセデスもぴったり、追走しています。

しかし、タルボは快調です。

首位のまま後2時間。どういう訳か、タルボはふらふらし始めました。

実はドライバーのルヴェーが、彼一人で24時間走りきるつもりだったのです。

しかし、疲労も極限にきた23時間目。

痛恨のシフトミスを犯した、ルベェーのタルボは一気にエンジンブロー。

あとは、メルセデスの1−2フニッシュを迎えるのみとなりました。

屋根つきマシンの初優勝です。

ドライバーの「ルヴェー」さんは、悲しみの1955年大会でまた登場します。

 

丸みを帯びた、美しいマシンです。まさにエアロデザイン!

この当時はウイングなどがまだ無い時代なので独特の雰囲気があります。

モデルはBANG。優勝車両No21ではありません。(なぜ?)

PMAからも発売されていましたが、これまた買い逃してます。

再販して欲しいな〜。

 

2nd メルセデス300SL

No20 ニーデルマイヤー/ヘルフリヒ

モデル:BANG 1/43

 

4th カニンガムC4−R

No1 カニンガム/スピア

 

カルフォルニアの資産家ブルックス・カニンガムが制作したマシンです。

総合4位ですが、クラス優勝しているようです。(なにせ資料が少ないので・・・)

ちょこっと、遊びが過ぎたでしょうか?(^_^;)ホットホイールです。

ゼッケンは印刷されてませんが、No1です。

全体、プロポーションはなかなかですよ〜。

 

モデル:ホットホイール 1/64

 

 

 

【 1953年大会 】

 

Winner! ジャガーXK120 Cタイプ

No18 ハミルトン/ロルト

モデル:カルツォ 1/43

 

この年はメルセデスが出場しませんでした。

フェラーリ、アルファロメオ、ランチアなどイタリア勢が大挙してやってきました。

英国からはジャガーが応戦です。アストンマーチンもいます。

予選で終了後、珍事が発生しました。

ハミルトン組のジャガーが手続きのミスで本選に出場できなくなってしまったのです。

どうにもならない事を知ると、ハミルトンとロルトは頭にきてコース横でやけ酒を飲み始めました。

 

翌朝、チーム関係者の粘りの交渉で出走が認められます。

しかし、ドライバーがいません。酔っ払った彼らはコース横の道端で寝ていたのです!

マネジャーは彼らをたたき起こし、車に押し込みグリッドに並べました。

 

レーススタート!まずはフェラーリの快走です。ジャガーを駆るモスも追い上げます。

頑張って走るハミルトンは、二日酔いです。(^_^;)

ジャガーは実はパワー的に大きくフェラーリに劣っていました。

しかし軽量である事、秘密兵器ディスクブレーキなどのお陰でフェラーリに対して有利に

レースを展開します。

 

なんと!最初は二日酔いながら、するすると順調に走り続けたハミルトン組のジャガーが、

酒もすっかり抜けた2日目、夕方にトップでチェッカーを受けてジャガー2勝目を飾りました。

我らがモスは追い上げましたが、2位でゴールです。

ライバルフェラーリはまたしても奮わず、5位が最高でした。
 

ジャガーXK120 Cタイプ

No20 ローレンツ/デ・トルネコ

モデル:カルツォ 1/43

 

ジャガーに珍しい黄色です。カラーがとても綺麗です。(^○^)

   

 

【 1954年大会 】

Winner! フェラーリ375プラス

No4 ゴンザレス

モデル:トップモデル 1/43

 

今年もジャガー対フェラーリの戦いです。

フェラーリは馬力を大幅にアップした375プラスを持ち込みます。

対するジャガーは…ついにDタイプの登場です。

Dタイプは空力的に優れたボディ、強力なディスクブレーキ、素直なハンドリング

でフェラーリより有利なようです。

レースが開始されるともはやフェラーリVSジャガーの2強対決です。

この年は、降ったり止んだりの雨がレースを左右しました。

雨が降れば、操縦性のジャガーが有利になり

雨が止めば、パワーで勝るフェラーリです。

 

ワークス2強の戦いでしたがお互いにトラブルにもそれぞれ見舞われます。

翌朝にはコース上に残っているワークス勢は、トップを走るフェラーリのゴンザレスと、

2位につけているハミルトンしかいませんでした。

この後、ハミルトンは一時コースアウトする等のミスもありフェラーリがこの死闘を勝ち抜きました。

待望のルマン2勝目です。今回はまさに馬力の勝利でした。

 

モデルはトップモデルです。エンジンフードが開閉するなど、なかなかのギミックを備えています。

ちょっとボディラインがイメージと違う?ような気もしますが全体としてはまずまずです。

モデル:謎中 イクソ 1/43