デカールを作ろう!特集 |
<デカールを作ろう!特集の開始です!! > こんばんは!ひろさんです!
白へビ用シールを発表したところ、色々をお問い合わせがありました (^o^)まずは、反響ありがとうございます。
そこで、僭越ながら「私なりのデカールの作り方」を、数日間に分けて ご紹介しようかと思います。 皆さんお付き合いくださいね!
さて、デカールはパソコンを使いまくって出来ています。 まずは今日は章だてから。
この章にしたがってご紹介してゆきます。 完了時点で、特集記事として残す予定です。
さてデカールは、下記の作業工程を通して作成されています。
1.欲しい画像を集める (1)インターネットで集める (2)スキャナーで取り込む (3)デジカメで撮る
2.部品データを作る (1)フォトショップなどで加工する
3.貼りたい車体に合わせてデータを編集・加工する (1)貼り付ける車の写真を撮る (2)HP用ロゴ作成ソフトで編集する
4.完成したデータの「下地白」様のデータを作成する。
5.印刷する (1)アルプス電気のマイクロドライ・プリンタを使用する (2)WAVEの透明デカールシートを使う
6.貼り付ける (1)マークソフターを使う
7.その他 塗装について
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では第一章!開始 1.欲しい画像を集める するとそれに関連する画像がどんどん表示されます。 ここから良さそうなもの(大きくて切り取りやすい物) を画像として保存します。必ずBMPで保存してください。 JPGは保存する回数が増えるたびに画像が劣化してゆきます。 BMPは劣化しません。
メーカーロゴなどは、その会社のホームページを探すと良いでしょう。 ただし、こうやって作成したものは売買してはいけないと認識して います。 皆さんも気をつけましょう。
ネットデータの良いところは、フォトショップなどで修正する必要が 少ない事です。
←こんな感じ 最近やっている方法です。 スキャナーの上に車を置いてスキャンします。 600dpi〜1200dpiで取り込みます。 当然立体なのでゆがみが発生します。 これについてはスッパリと諦めます 修正する方法はありません。 スキャナへの置き方などを工夫します。
やらしいのが、スキャン面にぴったりくっついていないとぼやける スキャナがあります。 もっともぴったりくっつけるのが正しい使い方なので文句はいえま せんが…・ 私の経験では、エプ○ンはうまく出来、キ○ノンは×でした。 (くどいですがスキャナのせいじゃないですよ)
この方法はルーフのデータは大変綺麗にとれます。 ボディサイドもなかなかOK(但し丸みが強いと苦しいですが) ボンネットは、どうしてもスキャン面から離れるので苦しいことが 多いです。
撮ったデータは、フォトショップで修正・加工します。 デジカメよりは修正が少ないとはいえ、それなりに直さないと いけません。 スキャナもばらつきは発生しますが、デジカメよりはかなり少なく 修正しやすいです。ここは頑張り所です。
↑こんな感じでスキャンされて・・・・
←屋根から、こんなのが出来ます
※掲載データは、実際の1/10以下です。 上記のファニカーは、実際は3000ピクセル(ドット)の大きさです。
デジカメで撮影したデータを使用する。 この方法には限界があります。やはりデータ量が不足している為と、 光加減で均一のデータができないからです。 均一のデータとは、例えばフロントの青と、リヤの青では「同じ青 ではない」という事を指します。
これらはフォトショップなどを使って色を修正します。 それなりに手間が掛かる事は間違いありません。 やってやれない事はないという感じでしょうか。
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2.部品データを作る (1)フォトショップなどで加工する
第1章では、数多くのデータを収集しました。 第2章では、取り込んだデータを使える部品にします。 部品の定義は下記になります。
①各カラーが単色化している事。 ②白バックになっている事
つまりこれを満足させる作業になります。 光の加減で微妙に色が異なる部分は、色を一色に合わせます。 また画像の形に抜き出します。
この辺は、フォトショップあるいはそれに準じるソフトの使い方いなります。 これは、あえて割愛します。色々、やってみて下さい。 基本は「塗りつぶし」「消しゴム」で泥臭くやってます。
これをBMP形式で保存して、ワークフォルダにまとめておきます。
←これがネットから拾った画像
←部品化した画像(例なのでちょっといい加減!)
何故にバックが白くなくてはダメなのか? これは、この後工程で編集する都合です。 後々余白を”透明化”するためです。(詳細は第3章で)
<色々な部品 の例>
マングース・スキャナ映像から、マングースを抜く
→例えばこうなる
大事なのは「一個づつバラバラに作る!」という事。 例えば、上のマングース・ボディの画像を直接いじって複数部品を同時に 完成させようとすると、必ず破綻します。
↑過去に作成した、色々な部品
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3.貼りたい車体に合わせてデータを編集・加工する (1)貼り付ける車の写真を撮る
次に貼る対象のミニカーの写真を撮ります。 真横、真正面、真上、真後ろから撮ります。 撮った写真は、車の大きさぎりぎりにトリミング(切り取り)します。 これで、準備はOKです。
←こんな感じ
※前と後ろからも撮ります
いよいよ編集作業に入ります。ここまで来ると楽しい作業になって きます。 (2)HP用ロゴ作成ソフトで編集する
私は、HP用ロゴデータ作成ソフト「ウェッブアートデザイナー」を 使用しています。 難しい事はできないソフトですが、そこが良くて気に入っています。 だって機能の多いソフトは、良く判りませんものねぇ フォトショップなどは、このソフトの機能の1/10も使っていないと 思います。ホント。
まずはキャンバスの大きさを決めます。 ミニカーは、大体7〜8センチですので、1センチ200ピクセルくらい に定義すると丁度良いでしょう。 これで10センチまでのミニカーの編集ができる事になります。
次にミニカーの真横、真上、真正面のデータをキャンバスに置き ます。この時、ミニカーの大きさを測って大きさ合せをします。 例えば7.5センチであれば、1500ピクセルにするわけです。
この上にいままでせっせと作ったBMPオブジェクトを置いていきます。 部品の白いふちは、透明化してイメージを掴みやすくします。 (前章の件。この辺のやり方は頑張って研究して下さい) この様に、大きさをあわせたミニカーの画像の上にデータを載せる 事で間違いのない大きさを設定する事ができます。
画像は、この様に部品を置くことで作成します。 ロゴは、もともと「ロゴ作成ソフト」なんですから、このソフトの機能 を使って作成します。 例えば、「426.C.U」とか「43」とかはロゴ機能を使って作ります。
但し、「MOPER」などのマーク的なロゴは、諦めて画像部品として 作成します。
少し慣れたら、グリルの形、窓の形などを、写真をなぞって書いて みます。これは、流石にちょっと慣れと工夫が必要です。
この様にぺたぺた画像を貼り付けて、一通りのデータが完成したら ミニカーの画像を削除します。
もう大きさを検討する必要がなくなったからです。 そしてオブジェクトを、効率の良いように置きなおします。 この時、後でなんとなく貼る位置関係が判るように位置関係は 残しておきましょう。 完成した画像を、mif形式で保存します。(使用ソフト毎に異なる) このデータをBMP形式に変換します。
さて次章から、いよいよ印刷に入ります。
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