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デカールを作ろう!特集 |
ここからは白との戦いで、ちょっと分岐します。(^_^;) 4.完成したデータの「下地白」用のデータを作成する。 ①白い車に貼るシールを作る ②白以外(特に濃い色)の車に貼るシールを作る
ここで大きく道が分かれます。 結論からいうと「白い車に貼るデカールは簡単にできる」という事です。 何故か?これまた結論をいうと「白い車用デカールの白部分は、 存在せず(作成せず)に貼るから。白部分は透明で、白は車体の 色を使うから」という事につきます。
↑例:ラッキーストライク・ロゴは透明です。ボディ色で白く見せます。
では、白以外に貼るデカールを作るにはどうするの?という事になります。 これは、重ね印刷をする事で実現されます。
MDプリンタでは「白」は特別扱いされます。 その前に・・・・
*************************************************** ★MDプリンターって? いろんな色のカセットがあって、何層も重ねるとフルカラーになるといった 類のものです。 (だから、カセットは、テプラのにそっくり) ***************************************************
戻りまして、MDプリンターでは画像データで白い部分は「透明」と見なされ 印刷しません。それは当然といえば当然ですよね。 余白一面に白を印刷されても困りますから。 白を作る手順として、「下地白印刷」で「白地」を作ってから 「カラーデータ」を重ねて印刷します。
*************************************************** ★ホワイトアンダーコートとは? のですが、貼ってみるとあらら?半透明?なのです。 (そういうモードがある) ありません。 ***************************************************
「下地白」には、2つの意味があります。
①カラーの下地として発色させる為。 →これをしないと濃い色では使い物になりません。 例えば”赤”ですとクリヤー赤みたいと思って下さい。 黒にクリヤー赤塗っても全く見えませんよね。 白を塗ってからクリヤー赤を、塗ったと思うと判りやすいです。
②そのまま白をむき出させて、白として使用する為。
ここまでで、白を印刷するには、「下地印刷」が必要だという事が判りました。 という事は、「下地印刷」を行う「下地印刷用データ」が必要な事が判ります。
では、下地データを作りましょう。 この作業は、一連の作業の中で一番苦しく、やりたくない作業の 筆頭に上がる物です。
何故か?作るのが大変だからです。 どう大変か?「カラーデータとぴったり重なるように下地データを 作らなければならない」という要件を満たす為です。 ずれると、一方では白がはみ出して、一方では下地がないという 状態に陥ります。こうなるともう使用できません。
①下絵作り 基本はカラーデータの下地が必要と思われる画像を塗りつぶした 物を作ります。この時”黒”のデータは下地不要です。 他も”濃い色”は下地無しでも結構いけます。
★ベガボンブのイメージ。濃いボディ色で使用する為、 白下地を作成しています。下地印刷データは外周が2ピクセル小さい。
②塗り潰した後 このままでは、間違いなく白がはみ出します。 重ね印刷はプリンタのメカまかせだからです。 当然うまく行く時もあります。が数回に1回しかうまく行かないと 思って良いでしょう。 ではどうすれば成功確率を上げられるのか? 答えは「下絵を”ほんの少し”小さくする」事で確率を上げられます。 実はこれ、プラモデルのデカールもこうなっています。 (下地が小さく書いてある)これを見て気が付きました。
しかし、言うは簡単やるのは至難のわざです。 方法は2つあります。
①カラーデータを太らせて下地より大きくする ②下地データをやせさせてカラーデータより小さくする
どちらも、フォトショップの機能の「境界線を書く」を使用します (これは研究して下さい。詳細はさけます)
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5.印刷する (1)アルプス電気のマイクロドライ・プリンタを使用する 悲しいかな、MDプリンタはお店では売っていません。 アルプス電気のWEB販売のみです。 しかも、インクリボン等のサプライはどんどん終了しつつあります。 どーなっちゃうんだろ・・・・実際
(2)WAVEの透明デカールシートを使う
WAVEから¥600で3枚入りが販売されています。 似たような商品は沢山ありますが、WAVEが好きです。 理由は下記です。
・つや消しで細かい梨地になっている。 →つるつるよりも、インクの食いつきがいい。 ・クリヤーコーティングに結構強い。
上からコートしても縮みがあまりない。 クリヤーコートは面倒ですが、やはりやった方がいいです。 HWは小さいので持ち歩きする上に、タイヤが自由なの転がります。 結果ケースに擦れるような事があるのですが、コート無しで擦れると 剥げちゃいます。
(3)印刷開始!
次にやっと印刷です。 下地印刷がある場合は、まず白下地を印刷します。 これは、とあるお方さんに習ったのですが、「用紙の左隅をとにかく 使う」事が”こつ”のようです。何故に左隅なのか?
これは、プリンタの構造にあって、紙の左隅はプリンタのカートリッジの 走り始める位置であるという事です。つまり 「左隅はヘッドの移動距離が最短だから」という事につきます。 なるほどヘッドは、走れば走るほど誤差が大きくなりいい加減に なってきます。 走行距離を押さえれば、正確に印字できる事になります。
という事は?ここで気が付かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、 たとえば「A4全面印刷」などは、なかなか困難という事です。 だって、下絵と上絵を正確に(位置ズレ無しで)展開する事は、できなく ないですが、難しいからです。
ですから、デカール印刷は手間の掛かる作業なんです。
例を挙げますと、1シートに6台分データを印刷する場合、 3回×6台分=18回 の印刷が必要となります。
約8センチ角のデータを、下絵、上絵、銀などと、3回重ね印刷して やっと1台分。また。座標を変えて約8センチ角のデータを、下絵、上絵、 銀などと、3回重ね印刷…・・
これで、大体1時間位でしょうか。 しかし、このプリンタほんと動きが激しいです。 いつかメカトラブル起してぶっ壊れるんでしょうねぇ(^_^;)
6.貼り付ける (1)マークソフターを使う デカール貼りは、なかなか難しいです。 もちろん簡単な場合もあります。
いくつかの「こつ」があります。
・断面を台形に切りましょう。 デカールを切る時にナイフの刃を斜めにして断面が「台形」になる ように切ります。 貼った時に、仕上がりがカッコ良くなります。 ・画像ぎりぎりに切り取りましょう。 余白があるとクリヤコートした時に目立ちます。 攻めて切りましょう!切り過ぎないように。 ・貼り終ったら、マークソフターで角を殺しましょう。
貼っても切った断面がどうにも目立つ?場合があります。 これを「マークソフタ」で柔らかくして 潰します。 私はモデラーズの「マークソフター」を使っています。
原液で使うな!と書いてありますが、あえて原液で使っています。 マークソフターの威力は下記イメージです。
①デカールにマークソフターをたっぷり塗る。 ②約8~10秒でぐずぐずになります。 約15秒でばらばらに分解します。 ★もちろんバラバラにしてはいけませんよ!
という事は?下記手順でしっかりと車になじませる事が出来ます。
①デカールを貼る ②ちょっと乾いてから、マークソフタを塗る ③曲率に合わせて、溶かす時間を決める
曲率が小さい → 3~5秒でたっぷり水分を含ませた布で軽くたたく。
曲率が大きい → 8~10秒でたっぷり水分を含ませた布で軽くたたく。
これで、”なじむ”かつ、しっかり固定されます。 クリヤーコートしても負けて剥がれたりしません。 逆にもう2度と剥がす事はできません。 いわば塗装されたと同じ状態です。 じゃあこの時に、位置がずれたら?もう一巻の終わりです。 大きくずれてしまった場合は、塗装を剥離して塗装からやり直します。
¥700の缶スプレーを最低5種類、それぞれ1/5缶ほど使用します。 つまり塗料原価は、これはレギュラーの大きさで1台当たり¥700 ほどになります。(大型化すると、当然コストアップする) まあ、もっと安い塗料を使えば良いのでしょうが(^_^;)
私は、缶スプレーオンリーで今は塗ってます。 ハンドピースもあるのですが・・・めんどくさくて(@_@;)
デカールは、1枚の台紙から6台分位印刷できます 台紙一台あたり¥35で、インクリボン台を考えても¥100はしなそうです。
うーん、という事は、私の作り方ではだいたい1台¥800って事かな? おっと!剥離剤とかも忘れちゃいかん!
<って補足。スキャナの補足!> CCさんから目からうろこが落ちる事を教えて頂きました! 大変素晴らしい資料ですので、ご紹介させて頂きます。 CCさんありがとうございました!m(__)m
スキャナーですが、撮像(?)素子の違いで平面しかスキャン 4 出来ないのがあります。
CCDはピントの範囲が広く、立体でも綺麗にスキャン出来る 様です。 CISはほとんど平面しか出来ないそうです。
この違いはカタログで確認するのが間違いないですが、 一般的に CCDの方がスキャナー本体が厚いようです。 最近は薄いCCDもでたようですが。
エプソンはほとんどがCCDです。 キャノンは安い機種にCISが多いです。(だから薄い) もちろんCCDの機種も出てますよ。 あと、CISは消費電力が少ないのでUSBケーブル1本で (電源コード無し) 繋げる機種も有る(多い)ようです。
く~そうだったんですか!(@_@;) 私は、ま・さ・し・く、CISを買っちまいました~ 完璧に納得っす!
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