圧倒的956&962 サルテを席巻                   

 

 

●ポルシェ956/962C

ポルシェの凄いところは、新しいレギュレーションへの異常に素早い適合でしょう。

かつての917がそうであり、935もそうであったかもしれません。この956も全くそうした産物であり

結果、大成功を収めます。エンジンは水平対向6気筒、2.7リットル、KKKターボを2基備えていました。

高い競争力をもつこのマシンはプライベータもこぞって購入しまいた。個人的にはあまりにポルシェだらけで

多少閉口しましたが(^_^;)。日本で走っていたトラストポルシェは好きでしたね。

 

 

【 1980年大会 】

Winner! ロンドーM379B

No16 ジャン.ロンドー/J.P.ジョッソー

 

第2次石油危機の勃発という時代背景がありました。

レースはより燃費重視に、マシンはより耐久性重視へとルールが変更になりました。

ポルシェもワークスしてはスポーツカークラスにマシンを送りこみませんでした。

しかし、実際は隠れワークス的存在の908/80が出場しています。

実際の中身はほぼ936。

ドライバーもイエストとイクス、優勝狙いは間違いありません。

 

レースが始まると、やはり908がリードします。

しかし、何度かトラブルにみまわれる908に対して、ロンドーはコンスタントに

走りぬけ勝負は最後の1時間、一周リードはロンドー。

しかし雨が降り出しました・・・・・

 

レインに交換する908、直ぐ止むとみたロンドーは無交換。

賭けに勝ったのはロンドーでした。

結局、ルマン史上初めて自分の名を冠した車を自らドライブして、優勝した人に

なりました。

 

モデル:カルツォ 1/43 なかなか秀逸!エンジンのラッパが非常にカッコいいです。(^O^)

 

 

フェラーリ512BB

プロトティーポ

 

個人的に、この512BB好きです(^O^)。

ダイキャストモデルではブルム等の流れのメーカー位でしょうか。

ルマンもありますが、そう仕上りが良い訳では無いようです。

こいつは、ほんのちょっと手を入れて少しだけましにしてあります。

 

モデル:ブルム 1/43 この金型のシリーズは結構あります。

 

 

 

【 1981年大会 】

 

Winner! ポルシェ936/81

No11 J.イクス/D.ベル

 

この年のニュースは、82年から「グループC」が導入される事が決定された

年でした。

それを先取りして、グループ6の3リットル規制が廃止されました。

ポルシェは早速動き、936/78をモデファイし936/81を仕立てます。

エンジンは2.14→2.65にボアアップされています。

 

レース的には、このマシンについていける物は無く、楽々と?優勝してしまいました。

ルマン史上3位の大差でした。

(ライバル群が使用する、DFLの出来が悪かったものあったようです)

 

PMAとトロフューのモデルを比較で並べてみました。

トロフューの方がライト廻りがかなり

デフォルメされているようです。個人的にはこっちの方が好きかも。(^_^;)

 

モデル:トロフュー 1/43

 

 

 

 

 

【 1982年大会 】 

 

Winner! ポルシェ956

No1 J.イクス/D.ベル

 

いよいよグループCの開始です。

今はなつかしのWECもこの年にはじまりました。

新しいグループCに対応するマシンはそうは揃わないと思われましたが、

いち早くレギュレーションに反応したのがポルシェでした。

昨年の936のエンジンを改良し、956を誕生させたのです。

いよいよ956時代の到来です。

 

レースはランチア、ロンドーともに振るわず、ポルシェの圧勝になります。

最終的にはカーナンバー毎に1,2,3と並んでゴールするという余裕をみせました。

 

モデル:ミニチャンプス 1/43 ルマン7台セットの1台

 

下はPMA 1/43 ニュルブルクリンク仕様です。(1983仕様)

ロスマンズというと皆同じに見えますが、ショートテール形状です。

ルマン用のロングテールとの違いが良く判ります。 

 

 

 

 

ランチア LC82 Gr6

No51 M.アルベルト/T.ファビ

 

予選こそ、4,5,6位をとりましたが、

レース開始まもなくトラブルでいなくなってしまいました。

個人的にこの車は大好きです。実はライトがない仕様が好きですが、

それじゃルマン仕様にならないので(^_^;)

モデルはプロバンス。以外にうまく出来ました。

 

モデル:プロバンスムラージュ 1/43

 

 

【 1983年大会 】

 

 

Winner! ポルシェ956

No3 A.ホルバート/H.ヘイウッド/V.シュパン

 

ポルシェはこの年から、プライベータにもマシンを供給し始めました。

その為、合計11台もの出場となりました。

この年もランチアは予選では速いものの、耐久性に問題があり、優勝には絡めませんでした。

ペース的にはポルシェの楽勝でしたが、終盤にドアが飛んで

その為オーバーヒートするなど、少し肝を冷やしました。

 

この年、マツダの717がクラス優勝を果たしています。

 

優勝車両はNo3。昨年型と良く似てますが、実はカラーリングがまったく異なります。

 

モデル:PMA 1/43 まだあった!つい最近手に入れましたラッキー(^O^)

 

 

 

 

 

ポルシェ956L

No21 アンドレッティ/アンドレッティ/アリオー

 

 

モデル:PMA 1/43 

 

 

 

 

 

 

ポルシェ956L

No11 Fitzpatrick/Hobbs/Quester

 

 

モデル:PMA 1/43 

 

 

 

 

【 1984年大会 】

 

 

Winner! ポルシェ956

No7 K.ルドビッヒ/H.ペスカロロ

 

この年は、燃費規制のルール改正の問題でFISAをポルシェがもめた為に、

なんとワークスポルシェは欠場してしまいました。

しかし、プライベートポルシェは14台にも達しており彼らに優勝のチャンスが巡ってきました。

ランチアまだこの年も頑張って出場してきました。

ロンドーは自家製をついに諦めて956で出場です。

 

予選ではランチアのポールですが、多分最後までは無理だろうという大方の

予想でした。

果たしてランチアは予想通りにトラブルで脱落し、イエストチームの956が優勝しました。

ポルシェは通産9勝目となり、フェラーリに並びました。

 

モデル:PMA 1/43